制限をかけたくない、という、セリフは、よく注意して
社長「みんなアイデア頼む」
社員「そんなこと言われても、どの程度の物を?」
長「なんでもOK。出してみて」
員「じゃあ、こういうのはどうでしょう」
長「やー、そういうんじゃなくってさ。なんていうの、こう、パチッとしたの。」
員(まず、どんなテイストか、アイデアをお前が出せよ)、多発
想像に制限をかけたくないから、自由にという。
でも、それをうけて出したアイデアを許容したり否定したりすることで方向付けをしようとするのは、とても、相手の想像性を阻害する方法。
NGゾーンがあるならばそれを示すか、どの方向性のアイデアか、どれぐらいの粒度のアイデアか、 を初めに示す必要がある。過去に取り組んだこと・思い付いていたこと(失敗したことでも未着手なことでも)をきちんとしゃべることで、イマジネーション・ターゲットは明確になり、皆が的に向かって投げやすく(想像性をふりだしやすく)なる。
そのうえで、ブレストの過程では、一度それに外れたものを出してもいいとして、範囲の外にある踏み台を使って高い所へ戻ってくる。そういうやり方をすると、効率的である。
※ただし、である。
制限をかけたくないから当初は、ブレストのテーマを伏せて高次概念化して提示する手法もある。ゴードン。その場合は、進行すると次々、テーマの具体部分が明らかになる。これは創造的に絞り込むプロセスを伴っている。決して、冒頭のように、自由でいいよと打たせてそれじゃだめだと否定する、やり方とは、創造の特性上、本質が、違う。